
工場の立ち上げから機能追加まで、タイヤ生産の進化をシステムで支える
私は入社以来、タイヤ工場の製造指示システムを担当しています。
これは材料配合や生産設備に対して指示を出すもので、工場の生産活動において重要な役割を果たしています。
私は入社直後からこのシステムの再構築に携わり、国内外にある12工場への導入作業を行いました。
最初の工場へ導入してから、全工場への導入が完了するまで7年。
システムのベースを統一しつつ、各工場で違う要件を満たすためにカスタマイズを施す必要があったからです。
導入期間中から現在までシステムのアップデートは随時行っていて、機能追加のために生産現場のユーザーが集う会議に出席することもしばしばあります。
多国籍チームで成し遂げた、海外工場のビッグプロジェクト

一番印象に残っているプロジェクトは、アメリカにある工場で行った生産システムのリプレイス(置き換え)です。
その工場はアメリカのタイヤメーカーから買い取ったもので、現行のシステムを住友ゴムのものに移し替える必要がありました。
1年のプロジェクト期間のうち、最後の半年間はアメリカと日本を頻繁に往復。
そこで強く感じたのが、システムを動かす人の力です。
システムだけ入れ換えても、ユーザーがついて来られないようでは意味がありません。
現地のユーザーと何度も話し合いを重ね、時にはシステムについて教えあい、お互いの理解を深めながらプロジェクトを進めていきました。
次第に関わるメンバー同士でチームのような一体感が出来上がり、国籍も会社も超えた信頼関係も生まれました。
システムが稼働した瞬間、メンバーみんなで喜び合った瞬間は忘れられません。
プライベートでは、父親としての時間を大切に
家に帰ると、奥さんとやんちゃ盛りの息子がいます。
海外出張になると数週間家を空けることになりますが、その分帰ってきたら連休を取って家族サービスをするようにしています。
業務も自分やチームの裁量で調整できる部分が大きいので、プライベートを犠牲にするような働き方にはなりません。
1日のスケジュール
- AM 08:00朝イチまずはその日のスケジュールやチームのタスクを確認します。
次にユーザーからの問い合わせメールを確認。国内外の工場から不具合や要望が届きます。 - AM 09:00午前朝イチの業務が終わったら、1時間ほどチームミーティングに入ります。
それが終わったら、システムの設計や要件定義を進めます。
個人的な流儀ですが、集中力が必要な作業は頭が冴えている午前中のうちに終わらせるようにしています。
- PM 01:00午後ユーザーとの打ち合わせや、協力会社との打ち合わせを行います。
合間に午前で終わらなかった作業や、事務的なルーティン作業を進めています。
あとはメールの返信やアポイントの調整など、翌日以降の段取りですね。 - PM 05:00退社ノー残業デーの水曜・金曜は定時の17時に帰ります。
他の日も19時までには帰るようにしています。